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すり身工場

毎日すりつぶされてます

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英語に

なんと「アズールとアズールの話」の英訳版ができました!!!
http://fe-according-to-japan.tumblr.com/post/93475800124/inigo-and-inigo

もちろん私が訳したのではなく、クレジットにあるように欧米のamielleonさんという方が訳してくれました。すごい!ほんとにすごい!作者冥利に尽きすぎます><
こんなことは一生でめったにないっていうか、こんなことが起きるのか…!人生何が起きるかわからないな…!というレベルの幸運です。本当にありがたい!

英語の横書きに合わせるために、フキダシや描き文字は全部描き直されています(tattedmariposaさんの仕事です)!すごい!
私は小心すぎて、いつでもフキダシの位置を動かせるように、フキダシの下の絵も大体全部描くという恐ろしく効率の悪いことをしていたんですが、まさかそれがこんなところで役に立つとは思いませんでした…!描いておくものです…!
横書きなんだからフキダシの流れも右→左じゃなくて左→右になるよな…絵もさ、さ、左右反転ってことになるよな…><と思っていたのですが、最近では日本の漫画は左右反転せずにフキダシの流れも右→左のまま読むことになってるんですね…!なんだかとても器用な読み方です。

私のしたことはフキダシ描き文字なしバージョンのファイルを送ったことと、翻訳のために日本語でやってくる質問のメールに答えただけで、あとはみんなお二人の仕事です!すごい!ありがたい!
やりとりしたメールが20通以上になっていたそうで、どの質問でもできるだけ正確に私の表現の意図を理解しようとしていただいて、感謝すると同時にすごく興味深かったです。

作中の歌に出てくる鳥は、さんざん悩んでコマドリにしたんですが、なんとコマドリの英名が欧米版覚醒のルフレのデフォルトネームと同じで、うわおそれはまずいと変更したり(何の鳥にするかで何度もやりとりをしました。最終的に英訳ではツグミになっています)、「おじさん」に該当する呼びかけの言葉が英語にはなくて代替手段を考えていただいたり、翻訳って大変で、日本語で普通にある意味をあらわせる言葉が英語では普通になかったりするんだな…言葉って改めて複雑微妙なものだな…!と思いました。

この話にはよく覚醒本編やDLCの台詞を引用というか紛れ込ませているのですが、日本版と欧米版では色々と台詞が違っているみたいで、これは特に質問はされなかったのですが、アズールは欧米版では必殺カットインで「ごめんね」と言わないことを、訳注で初めて知りました。
「ごめんね」っていうのが日本版必殺台詞だってことを知っているというのが凄い!そして漫画のこれはその必殺の台詞だってわかるのが凄い!そしてそれを欧米版に合わせて修正するんじゃなくて訳注で処理するという判断が凄い!
アズールのこの「ごめんね」って言いながら容赦なく殺してくっていう矛盾した感じ、底の知れなさをちゃんと拾ってもらえたんだ…凄い!
ちなみに欧米版でアズールが必殺カットインで何て言うのか私は知りません…><


あれやこれやで大変に素晴らしいことをしていただきました。
本当に感謝です。

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